拡大
陝西省西安市内の私立校「西安国定バイリンガルスクール」で、体罰が行われたことが生徒の話で明らかになった。「ここは記者なんかが来る場所じゃない!」と校長。
(1 / 3 枚)
2007年4月15日、陝西省西安市内の私立校「西安国定バイリンガルスクール」で、体罰が行われたことが生徒の話で明らかになった。生徒の話によると、校長は生徒たちが結託して集団でけんかしたことをとがめて、生徒20数名を一列に並ばせ、順番に生徒同士ビンタを張らせた。手加減を許さず、ビンタの音が小さかった生徒には罰としてさらに10回増やし、顔がはれてしまった生徒もいたという。その後、全員に腕立て伏せをさせた後、校長自らがゴムホースを手に、生徒たちの足をぴしゃりとむち打っていき、生徒の多くは立ち上がれなくなった、というのだ。
【その他の写真】
この話を聞いた保護者たちは「子どもたちにより良い教育をと思い毎学期1600元(約24000円)もの学費を支払っているのに、子供同士ビンタを張らせるなんてとんでもない。すぐにでも転校させる」とショックを隠せない様子だった。
事実確認のため訪れたメディアの取材に対し、校長は「生徒たちが集団でけんかするのはよくある。今回は戒めに軽くお尻を叩いたことは事実だが、教育現場ではごく普通に行われていること。ここは記者が取材に来るような所じゃない!」とカメラを奪おうとした。(翻訳編集・WF)