南シナ海をめぐっては昨年のスカボロー礁(中国名は黄岩島)に続き、今年はセカンド・トーマス・ショール(中国名は仁愛礁)で、中国とフィリピンが対峙している。フィリピンのデ・ラ・サール大学国際問題研究所のRenato Cruz De Castro教授は「中国は地域最大の大国。この問題を平和的に解決するのか、それとも争いに導くのか。中国には責任があるはず」と指摘している。
フィリピン外務省海洋事務委員会のHenry S Bensurto事務局長は、中国が領有権問題を棚上げにして共同開発を進めるべきと主張していることに対し、「私に言わせれば、人の服を奪っておいてから、その服をシェアしようという提案するもの。こちら側がお金を払うわけではないが受け入れられる話ではない」と批判した。(翻訳・編集/KT)
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