韓国の高麗人参、中身は中国産なのに価格は中国の9倍―中国メディア

Record China    2013年6月12日(水) 1時24分

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10日、韓国で販売されている高麗人参はほとんどが中国産だが、韓国ブランドになるだけで、その販売価格は中国からの輸入価格の9倍にも跳ね上がる。写真は韓国の有名ブランド・正官庄の高麗人参。

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2013年6月10日、韓国で販売されている高麗人参(朝鮮人参)の原材料はほとんどが中国産だが、韓国ブランドになるだけで、その販売価格は中国からの輸入価格の9倍にも跳ね上がるという。中国広播網が伝えた。

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中国は薬用人参の生産大国だ。毎年多くの薬用人参を極めて安い値段で韓国へ輸出するが、韓国で加工されると中国産の人参が高麗人参に姿を変える。一般に中国国内で販売されている中堅ブランドの薬用人参は500g当たり約300〜400元(約4800〜6400円)。韓国の有名ブランド・正官庄の高麗人参になると、500g当たり1万9000元(約30万4000円)と非常に高額だ。吉林省撫松県の人参販売会社によると、中国で販売されている高麗人参の多くは、韓国メーカーの商品として包装だけを取り換えたものであり、中身は中国製のものと同じだという。

吉林省農業委員会の関係者によると、世界中に出回っている薬用人参の7割が中国・吉林省産のもので、そのうちの5割が日本や韓国に輸出されている。2010年1−6月の半年間における中国の薬用人参の平均輸出価格は1kg当たり15ドル(約1480円)だったが、韓国の高麗人参の輸出価格は1kg当たり139ドル(約1万3700円)で、中国の約9倍に。この差について、中国の業界関係者は「ブランド力の違いだ」と指摘。韓国の高麗人参ブランドに対抗できない現状を嘆いている。(翻訳・編集/本郷)

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