人民網日本語版 2019年7月3日(水) 12時30分
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今、「上海で最も人が集まる『社交場』はどこか」と聞けば、「コミュニティーに新設されたごみ分別置き場」と答える人は多い。そこでは、水分を含んだごみと乾燥したごみの分別をめぐる激論がしょっちゅう交わされている。
今、「上海で最も人が集まる『社交場』はどこか」と聞けば、「コミュニティーに新設されたごみ分別置き場」と答える人は多い。そこでは、水分を含んだごみと乾燥したごみの分別をめぐる激論がしょっちゅう交わされている。中国新聞社が伝えた。
7月1日、史上最も厳しいとされる「ごみ分別」の新規定が施行され、人々の暮らすコミュニティーなどの公共スペースには、すでに「分別ごみ箱」が設置されて分別が始まっており、一般家庭のごみ箱も同じように早急な買い換え・バージョンアップが必要だ。ECサイト・淘宝極有家のデータによると、6月のごみ箱の販売量は300万点に達した。特に6月24日から30日までの1週間は、新規定施行直前の駆け込み需要があり、多くの上海市民が「困ったときの神頼み」とばかりに同サイトを利用したため、ごみ箱販売量が前年同期比50%急増した。地元産のごみ箱が一番人気があり、販売量は同300%以上急増した。
ごみ箱を販売する淘宝の多くの出店企業はほぼ完売寸前の状態だった。人気商品の「乾燥したごみと水分を含んだごみを分別できるごみ箱」は「お一人様1点限り」と表示せざるを得ない状況という。
中国住宅・都市農村建設部が全国の重点都市46カ所で段階的にごみ分別を実施すると発表したことを受けて、広東省、江蘇省、浙江省などの対象都市の消費者は素早く対応し、分別スタートに先立ちごみ箱を買っている。
もちろん、今最もごみ箱を必要としているのは上海市民であり、淘宝(タオバオ)や天猫(Tmall)の店舗では「上海の方を優先配送」との表示も見られる。こうした店舗で販売するごみ箱は、購入者のうち上海エリアの消費者の割合が80%を超えたという。
それだけではない。ごみ分別をよりしっかり学ぶため、ECプラットフォームでは「ごみ分別教育グッズ」などの商品も売り出された。データによると、6月にはこうしたグッズの検索件数が前月の17倍以上に急増したという。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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