Record China 2019年7月6日(土) 14時10分
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中国誌・三聯生活週刊は6月29日、日本のトイレの心地よさを紹介する文章を掲載した。写真は関西国際空港。
中国誌・三聯生活週刊は6月29日、日本のトイレの心地よさを紹介する文章を掲載した。
文章は、「関西国際空港に着陸後、私は大慌てで飛行機を降りた。近くにいた制服の日本人を捕まえて“TOILET!?”と言うと、相手はすぐに理解したようで、まるで自分のことのように小走りで案内してくれた。すっきりした後、周囲を観察すると、床には足跡が全くなかった。トイレットペーパーが備え付けられているのはもちろん、センサーによって自動で流してくれる装置や、子ども用のいす、そしてハンドソープのような液体まで。説明文を読んでようやくこれが便座用の消毒液だと分かった」とした。
また、トイレ内に縦方向と横方向の手すりが設置されていることを挙げ、「すでに(超)高齢社会に突入した日本が、どのように高齢者をいたわっているかが垣間見えた」とつづった。さらに、便座の脱臭機能にも言及し、「臭いと聞いて真っ先に思い出すのは中国のトイレ。いつもじめじめとしていてアンモニア臭が漂う。ホテルは安物の芳香剤でごまかそうとするが、二つの臭いが中和されることなく逆にケンカし、強い方の臭いが勝つ。日本のトイレが無臭なのは、脱臭機能の他に便座自体に抗菌作用があるからだ」などと続けた。
文章はこのほか、日本のトイレの特徴として「手洗い場が広い」「蛇口から出る水の温度を調節できる」「ハンドソープがきちんと泡立つ」といった点を挙げて称賛。「玉にきずなのがトイレットペーパー。シングルがほとんどで、質感もあまり良くない」と指摘するも、「日本に長く住む友人に聞いたところ、日本のトイレットペーパーは水に溶けやすくつくられていて、牛乳パックなどの再生紙が多く使われている」と説明した。
そして、「日本の駅のトイレではペーパーが無料で提供されており、中には『切符を再利用してつくられた』と記されているものもある。用を足す、ただそれだけのことで環境への貢献まで思いを致す。これもまた功徳と言えよう」と結んだ。(翻訳・編集/北田)
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