道路陥没事故で5人死亡、現地官僚は調査も終わらぬうちに「天災だ」と責任逃れ―広東省深セン市

Record China    2013年5月25日(土) 19時42分

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24日、道路陥没による死亡事故を天災だと言い放った官僚が、冷血な責任転嫁だと批判を浴びている。写真は3月、遼寧省瀋陽市で起きた道路陥没事故。

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2013年5月24日、中国青年報によると、道路陥没による死亡事故を天災だと言い放った官僚が、冷血な責任転嫁だと批判を浴びている。

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20日、広東省深セン市の工場で正門前の道路が突如陥没する事故が起きた。穴に落ちた従業員5人が死亡している。この事故について現地街道弁公室の副主任は「きっと天災だろう」と発言。不適切だとして人々の怒りを買っている。人災か天災か判断するにしても、まずは調査結果を待つべきだろう。

もっとも過去を振り返れば、今回の天災発言は驚くには足らない。昆明空港建設工事での足場崩落事故では施工業者関係者は事故原因の調査が終わる前に「天気という要因は排除できない」と発言した。電波塔が折れて倒壊する事故では責任者はすぐに「自然災害だ」と発表した。さらに何か事故が起きると「パートタイム労働者の不適切な作業が原因だ」と言い訳する例は枚挙にいとまがない。

「きっと天災だろう」という発言。これは権力の傲慢(ごうまん)であり、冷血な責任転嫁である。誰であれ責任をかぶりたくはないだろうが、だからこそ法に従って追及する必要があるのだ。(翻訳・編集/KT)

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