フライメディア 2019年7月1日(月) 19時20分
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香港の茶餐廳と呼ばれる街の小さなローカル食堂へ行くと、香港独自の文化とも言える数多くの飲み物の存在を知ることになる。
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香港の茶餐廳(チャーチャーンテーン)と呼ばれる街の小さなローカル食堂へ行くと、香港独自の文化とも言える数多くの飲み物の存在を知ることになる。
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なかでも外国人や観光客にも知られる「香港独自の道を行く代表格の飲み物」と言えば「鴛鴦茶」があげられるだろう。鴛鴦という言葉は火鍋店でもよく耳にする事言葉だが、火鍋で言えば鍋の中央に仕切りのある、2種類のスープを使ったものを指す。同じように鴛鴦茶は2種類の飲み物が上手にブレンドされたもの。日本語では「コーヒー紅茶」といわれる事が多く、香港では「定番」の飲み物である。
この鴛鴦茶、香港内の茶餐廳であれば ほぼどこでも飲むことができて、熱いものと冷たいものから選ぶことができる。味は香港式の苦味と甘さが混ざった紅茶とコーヒーをかけあわせたそのものの味がする。日本人には馴染みがなく最初は少し居心地悪いような気になるかもしれないが、慣れてくれば違和感もなく、美味しく感じるようになる。
また香港人は自宅や会社でもこの鴛鴦茶を気軽に作り飲んでいる。作り方は人それぞれ。コーヒーと紅茶を別々に入れてから混ぜる人もいれば、その前段階から一緒にしてお湯を注ぐ人もいる。いずれにしても、身近な飲み物として受け入れられており、街中へ行けば、ペットボトルになった鴛鴦茶が売られていたり、粉末状になっていてお湯を注ぐだけのものも数多く売られている。
鴛鴦茶がどのようにして始まったのか、発祥は分かっていないと言う。ただ、効率的なことを好む香港人、そして東洋と西洋の文化や新旧が混ざった香港にはぴったりの飲み物ではないかと思っている。(提供/フライメディア)
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