2013年5月17日、中国新聞網は記事「国際世論では不利に？民進党からは条件が合えば馬英九支持との呼び掛け」を掲載した。

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フィリピン海上警備隊による銃撃で台湾人漁民が死亡した事件の余波が広がっている。フィリピンの特使が謝罪したが、台湾側が求めていた補償には応じなかったこともあり、誠意が足りないとして馬英九（マー・インジウ）政権はフィリピン人への労働ビザ発行凍結など11項目の制裁措置を導入した。

これに対し、フィリピン当局関係者は「当方の大統領の支持率は72％あります」などと、支持率わずか13％の馬英九総統を当てこすった。フィリピンだけではなく、AP通信、ロサンゼルス・タイムズなど国際的メディアも、馬英九政権は支持率対策で強硬姿勢を取っているなどと分析。国際世論は台湾にとって不利な情勢だ。

こうしたなか、野党・民進党の洪智坤（ホン・ジークン）氏は、条件が合えば馬英九政権のフィリピン制裁を支援するべきと呼び掛けるという。台湾の専門家は、道徳心と勇気を発揮し、冷静かつ誠実にいかに行動するべきかを民衆に伝えるべきだと話している。（翻訳・編集/KT）