Record China 2019年6月1日(土) 23時12分
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中国深センで行われている卓球の中国オープン女子シングルス準々決勝で、日本の伊藤美誠が世界ランキング1位の中国の丁寧を破る金星を挙げた。写真は伊藤美誠。
中国深センで行われている卓球の中国オープン女子シングルス準々決勝で、日本の伊藤美誠が世界ランキング1位の中国の丁寧(ディン・ニン)を破る金星を挙げた。
1日に行われた試合で、伊藤は第1ゲームを7-1とリードしながらその後10ポイント連取を許し落とす。しかし、続く第2ゲームを12-10でものにすると、激しい攻防でジュースに入った第3ゲームも18-16で奪う。さらに第4ゲーム(13-11)、第5ゲーム(11-9)も僅差の争いを制して、4-1で勝利。準決勝にコマを進めた。
敗れた丁寧は試合後、「サーブが終始悪かった。2種類のサーブがいずれも短くなった。伊藤のサーブレシーブのリズムに大きなプレッシャーを受け、受け身になってしまった」「(伊藤の)このリズムは想定内だった。だけど、第2ゲームでリードしたとき、ちょっと打ち急いでしまった」などと振り返った。
丁寧のまさかの敗戦を中国メディアも大きく報じた。新京報は2人の過去の対戦を引き合いに、「4-0から1-4に、丁寧がわずか3カ月で伊藤美誠に大逆転される」と伝え、「(丁寧は伊藤に)技術面でもメンタル面でも抑え込まれた。現在、女子シングルスは基本的に日中の争いとなっており、日本の現状から見るに、伊藤美誠が間違いなく中国の最大のライバルだ」とした。
澎湃新聞は「中国オープンで王芸迪(ワン・イーディー)、丁寧に連勝、中国のNO.1の強敵・伊藤美誠が帰ってきた」と題する記事を掲載。「昨年11月のスウェーデンオープン以降、伊藤は谷間に落ちたが(今大会で)中国選手に連勝し、徐々に自信を取り戻しつつある。伊藤は現在、中国選手相手に負け越してはいるものの、依然として中国の主たるライバルだ」と伝えた。
中国のネットユーザーからは、「これは驚いた」「伊藤はこのまま優勝まで行く可能性が高いのではないか」といった声が上がった。また、敗れた丁寧について「どんな状況でもあきらめずに戦う姿は尊敬に値する」「ピークは過ぎたがよく戦っている。頑張ってほしい」という声がある一方、一部のユーザーからは「歴代の女王の中で一番『統治力』がないのでは?」「東京五輪には別の選手を派遣してほしい」といった厳しい声も出ている。(北田)
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