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新疆ウイグル自治区カザフ自治州にあるアルタイ地区の科克蘇(コクス)湿地に野鳥の群れが戻ってきた。
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2007年4月8日、新疆ウイグル自治区カザフ自治州にあるアルタイ地区科克蘇(コクス)湿地に集まる野鳥の群れを撮影した。
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ここは北氷洋まで流れ出るイルティシ川の中流に位置し、3万ヘクタールの広さを持つアルタイ草原最大の湿地。植物450種、哺乳類35種、両性・爬虫類11種、鳥類103種、魚類10種以上の生息が確認されている。
湿地には本来、草原の生態系を保ち、気候を調節するなどに作用がある。一時期、このエリアに暮らしていた遊牧民が野生動物を乱獲したり、羊の増えすぎにより緑地が荒れたため、湿地の退化や砂漠化が深刻化していた。その後、遊牧民約600世帯を立ち退かせ、農業に定住させるなどして、保護に重点を置いてきた結果、今ではまた湿地面積も拡大し、多くの野鳥が戻ってきた。(翻訳編集・WF)