中国の動画メディア・梨視頻（Pear Video）の中国版ツイッター・微博（ウェイボー）アカウントが23日、日本の環境省が男性に日傘の使用を推奨していることを伝えると、中国ネットからはさまざまな反応が寄せられた。

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同キャンペーンは昨年の記録的猛暑を受け、環境省が熱中症対策として打ち出したもの。主に、屋外での活動が多いサラリーマンなどを対象に、日傘の使用を勧めるキャンペーンを全国の百貨店と協力して行う。環境省などが行った実験によると、夏に、屋外で上着を脱いだ上で日傘も使うと、暑さによるストレスを約20％軽減できるという。会見では原田義昭環境相自らが日傘を差して効果をアピールした。

このニュースを受け、中国のネットユーザーからは、「（中国と違って）日本のサラリーマンは夏でもスーツにネクタイを締めないといけないから、本当に暑いはず。日傘は必要だ」「中国でも広めるべきだと思う。本当に」「生きるか死ぬかの選択」など、男性の日傘使用を肯定するコメントが多数寄せられた。

また、男性ユーザーからは「日傘を差すのはやっぱり少し気恥ずかしいかも」「中国政府にもぜひ推奨してほしい」などといった声が挙がったが、これに対し、「他人に勧められなくても、自分が日傘を差したければ差せばいいだけのこと」「私の夫はメンツだとかをそもそも気にしていなくて、暑い日は普通に傘を差して出かけてるよ」「女性たちは実際男性が日傘を差すことに対して何も感じない。男性自身が『日傘なんて女っぽい』と思ってるだけだよ」という声も出た。

また、「もう子どもじゃないんだから、『女性だけがスカートを履いて日傘を差せる。男性はズボンを履いて車を運転する』なんて偏見は捨てただろう？」などと指摘する声が上がったほか、「それでも中国の男性の考え方は変えられないよ。日傘を差すか差さないかなんて、実際のところ誰も気にしないのに、体裁を気にして何が本当に自分のためになるかも考えない。日焼けしてやけどになっても、それは自己責任だ」とのコメントは、他のユーザーから最も多くの共感を集めた。

ほかにも、「どうやら、彼女をつくって相合い傘するのが1番の解決策のようだ」「もはや暑い日は外出せずに家にいようよ」などといった意見も見られた。（翻訳・編集/岩谷）