CRI online 2019年5月20日(月) 17時50分
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米イェール大学のスティーブン・ローチ教授 経済学専門家である米イェール大学のスティーブン・ローチ教授はこのほど、トランプ政権による中国からの輸入商品への追加関税措置は「1930年代の保護貿易主義政策に酷似している」として、保護貿易主義的な行動をやめ、過去の二の舞を演じることの無...
米イェール大学のスティーブン・ローチ教授
経済学専門家である米イェール大学のスティーブン・ローチ教授はこのほど、トランプ政権による中国からの輸入商品への追加関税措置は「1930年代の保護貿易主義政策に酷似している」として、保護貿易主義的な行動をやめ、過去の二の舞を演じることの無いようトランプ政権に呼びかけました。
ローチ教授は、ブルームバーグテレビジョンの取材を受けた際に、「1930年5月には、1000名以上の経済学者が当時のフーバー大統領に署名入り公開書簡を送り、『スムート・ホーリー関税法』の否決を強く求めた。だが、フーバー大統領は現在の大統領と同じで、自分を経済学者よりも経済に詳しい人間だと考え、これらの意見を無視した」と述べました。
現代の経済学では、この法案の実施によって1930年代の世界恐慌が引き起こされたという見方が一般的になっています。
ローチ教授は、歴史的教訓を鑑みた上で、「米国は再び過ちを犯す危険がある」として、その過ちとは、大統領が学者の意見を無視したことで起こるものだと強調しました。(提供/CRI)
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