Record China 2013年4月9日(火) 19時10分
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9日、元NBAのスター選手マイケル・ジョーダン氏の名前や肖像を無断で借用し、社名や商標にしていたとして問題になっていた中国スポーツ用品メーカーが、「社の名誉を傷つけられた」として逆にジョーダン氏を訴えたことがわかった。写真は喬丹体育のロゴマーク。
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2013年4月9日、米プロバスケットボールリーグNBAの歴史に残るスーパースター、マイケル・ジョーダン氏の名前や肖像を無断で借用し、社名や商標にしていたとして問題になっていた中国スポーツ用品メーカーが、「社の名誉を傷つけられた」として逆にジョーダン氏を訴えたことがわかった。求めている賠償金は800万ドルにのぼるという。証券日報の報道。
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ことのはじめは2012年2月、ジョーダン氏が中国メーカー・喬丹体育を提訴したことだった。「喬丹(チャオダン)」とは外国人名ジョーダンの中国語の音訳であり、また同社のロゴマークは現役時代のジョーダン氏のシルエットを彷彿とさせるデザインになっている。また、同氏の背番号として知られる23番を付したバスケットボールのユニフォームを販売していることもあり、一般消費者に「マイケル・ジョーダンが関わったブランドである」との認識をミスリードしかねないというのが理由だった。無断で氏名と肖像を使用され、精神的損害を被ったとの同氏の訴えは、同3月になって上海市中級人民法院(地裁に相当)に受理されたが、いまだ開廷には至っていない。
これに対し、喬丹体育はジョーダン氏を逆に訴え返した。「名誉棄損のうえ、上場への道を断たれた」として、3月29日付で福建省泉州市中級人民法院に提訴している。いわく、「マイケル・ジョーダン氏のバスケットボール界における偉大な功績を尊重したく、意に添わない結果となってしまうが、わが社が株式上場を目指していたタイミングで我々の名誉をひどく傷つけ、社の成長を阻害されたため、致し方なく提訴に踏み切る次第」と説明している。願わくば、ジョーダン氏が裁判所へ訴え出る前に、メーカー側と直接交渉するなり、内容証明を送るなりの措置がほしかったとのこと。
このニュースに対し、中国の一般市民からは「明らかに他人の名を借りて売り上げを伸ばしてきたくせに、その相手を訴えるとは。恥知らず」「消費者は当然、マイケル・ジョーダンのブランドだと誤解するさ」「もう喬丹体育の製品は買わない」などの非難が相次いでいる。(翻訳・編集/愛玉)
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