Record China 2019年5月18日(土) 22時40分
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16日、参考消息網は、「中国人観光客が米国を回避、原因は恐らく1つだけ」と題する記事を掲載した。写真は北京首都国際空港。
2019年5月16日、参考消息網は、「中国人観光客が米国を回避、原因は恐らく1つだけ」と題する記事を掲載した。
記事は香港紙サウスチャイナ・モーニングポストの報道を引用。中国のオンライン旅行大手、携程旅行網(シートリップ)の孫潔(スン・ジエ)CEOが、「中国人観光客は米国を避け、よりホスピタリティーが感じられる欧州を選んでいるところ」とコメントとしたことを紹介した。
シートリップの統計によると、米国は昨年、国慶節(建国記念日)シーズンの「海外旅行・人気目的地ランキング」で前年の5位から10位にランクを落とした。今月の労働節(メーデー)連休でも5位から9位に後退。中国人観光客が真っ先に選んだのは従来通り、タイと日本だったという。
記事によると、孫CEOは「中国人観光客はイタリアや英国など欧州の国々に向かった。なぜならそこで『歓迎されている』と感じるからだ」と指摘。「人は自分を歓迎してくれる国に行きたいと思うものだ」と述べ、購買力を備えた中国の消費者の選択肢は米国以外にも多くあるとの考えを示した上で、「経済力のある観光客を誘致したければ米国は慎重になるべき」と話した。
記事は、コンサルティング大手の米マッキンゼー・アンド・カンパニーが昨年9月、「中国の海外旅行者数は20年までに延べ1億6000万人に達し、19年の海外旅行の消費額は3150億ドル(約34兆6000億円)を超える見通し」とのリポートを発表したとも伝えている。(翻訳・編集/野谷)
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