Record China 2019年5月15日(水) 16時20分
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14日、環球網は、米国がF-35戦闘機を中国のJ-31戦闘機に見立てた仮想敵飛行隊を結成する動きを見せていると報じた。写真はF-35。
2019年5月14日、中国メディアの環球網は、米国がF-35戦闘機を中国のJ-31戦闘機に見立てた仮想敵飛行隊を結成する動きを見せていると報じた。
記事は、米軍事系サイト「ディフェンス・ブログ」の11日付報道を引用。米空軍のヘザー・ウィルソン長官が、第65アグレッサー飛行隊の改編を行い、F-35A戦闘機11機を同飛行隊が所属するネバダ州ネリス空軍基地に移送することを確認したと紹介。同長官は「この措置は、早期に生産したF-35戦闘機を再利用して、空軍パイロットによるさらにハイレベルな空中戦訓練を支援することが目的だ」と語ったという。
そのうえで同飛行隊について、以前はF-15戦闘機を用いていたが2014年にすでに飛行を停止していたと説明。「同飛行隊の再始動はネリス基地の兵士を喜ばせており、同飛行隊が所属する第57航空団はSNS上で仮想的機の塗装を施したF-16とF-35Aの画像を掲載した」としている。
そして、「画像中のF-16は白っぽい灰色の塗装で、明らかにロシアのSu-57第5世代戦闘機を想定したものであるのに対し、F-35Aは黒いボディに灰色のレーダーカバーという塗装になっており、こちらは中国のJ-31戦闘機の塗装に酷似している」と指摘。「米軍が公開したこの写真が持つ意味は、言わずとも明らかだ」と説明した。
記事は、「中ロ両国が第4世代、第5世代戦闘機の数を増やす中で米軍もこれに対処する道を探り続けており、F-35を擁した同飛行隊の再建は米空軍が第5世代戦闘機に対峙する方法を研究するうえで重要な一歩になるだろう」との見方を示している。(翻訳・編集/川尻)
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