Record China 2019年5月10日(金) 14時30分
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中国外交部の耿爽報道官は、ポンペオ米国務長官が中国の提唱する「一帯一路」を「各国の主権を損なうものだ」などと批判したことに対して反発した(写真)。
中国外交部の耿爽報道官は9日の定例記者会見で、ポンペオ米国務長官が中国の提唱する「一帯一路」を「各国の主権を損なうものだ」などと批判したことに対して「また、いつもの調子が始まった」「言う方は疲れないが、聞く方は疲れる」などと反発した。外交部が2019年5月9日付で発表した。
英国を訪問したポンペオ長官は、中国が提唱する「一帯一路」について、中国が贈収賄に裏打ちされた債務の落とし穴付きの外交を展開していると非難し、(中国の)政治的影響力を受け入れさせる見返りに汚職に満ちたインフラを手渡しているとの見方を示し、「各国の主権を損なうものだ。英国は『一帯一路』に警戒し反対するように」などと発言した。
耿報道官は、「ある時期以降、米国側の個別の人間が、「一帯一路」イニシアティブに対して、無責任な発言を繰り返すようになった」「特に第2回『一帯一路』国際協力サミットフォーラムが開催される直前からすさまじい勢いで言いたい放題になった」と批判。
耿報道官は続けて「第2回『一帯一路』国際協力サミットフォーラムには150の国と92の国際機構から計6000人余りが参加した」と論じ、「これは国際社会が行動により『一帯一路』イニシアティブへの信任票と指示票を与えたものだ。米国側の言動に対する最もよい回答でもある」と反論した。
さらに、「言う方の彼らは疲れないが、聞く方のわれわれは疲れる」と述べた上で、米国側を「自らのデマ製造能力を高く見積もってはならない」と皮肉を込めてけん制した上で、「彼らが望むなら、言わせておこう。われわれは、継続して努力する。だれがかく乱をしているのか、誰が真面目に仕事をする者なのか。私は国際社会の世論はおのずから構築されると思っている」と主張した。(翻訳・編集/如月隼人)
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