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パナの空気清浄機、PM2.5の除去率を誇張か=専門家はオゾン発生による発がんリスクを指摘―中国

Record China    2013年3月27日(水) 11時49分

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26日、広州日報はこのほど第3者検査機関と共同で、空気清浄機のテストを行った。その結果、パナソニックやフィリップスなどの空気清浄機の効果が、メーカー側によって誇張されていたことが明らかになった。写真はパナソニックの広告。

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2013年3月26日、広州日報はこのほど第3者検査機関と共同で、空気清浄機のテストを行った。その結果、パナソニックやフィリップスなどの空気清浄機の効果が、メーカー側によって誇張されていたことが明らかになった。済南日報が伝えた。

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PM2.5の除去率は98%とされていたが、実測値は40%のみだった。専門家はまた、空気清浄機の運転によりオゾンが発生し、がんを引き起こす可能性があると指摘した。効果の誇張、オゾン発生による発がんリスクについて、パナソニック側は「製品は国家が正式に認定する機関の検査に合格しており、性能は安全で信頼出来るもの」とした。しかし業界関係者は、「パナソニックは第3者の証明するデータを提供しておらず、このような回答には納得できない」と述べた。

記者が今月25日に済南市の市場を調べたところ、パナソニックやフィリップスなどの空気清浄機の宣伝文句は依然として「PM2.5の除去率は90%以上」であった。販売担当者は、オゾン発生量の具体的な数値について、「よく分からない」とした。また、これまで続いてきた空気清浄機のブームが収まりつつあることが明らかになった。泉城路の複数の家電売場では、売れ行きが不調なため、パナソニックなどの製品をしばらく仕入れていないという。在庫のある売場でも、これらのブランドの専売カウンターを訪れる人は数えるほどだ。

多くの空気清浄機の販売担当者は、PM2.5の除去率が90%以上であると称していた。販売担当者は空気清浄機の運転でオゾンが発生する問題について、「市場に流通している多くの空気清浄機はオゾンを発生させるが、これには主にオゾン発生器型・静電型・紫外線型・マイナスイオン型の4種がある」と説明した。これらの空気清浄機によって発生するオゾン量について、販売担当者の多くは「よく分からない」、「メーカー側は人体への影響はないとしている」と回答した。

情報によると、パナソニックの空気清浄機の主力機種は、マイナスイオン型と静電型だ。記者の調査によると、パナソニックの空気清浄機がオゾンを発生させることは、業界内では「周知の秘密」であることが明らかになった。しかし消費者に質問されると、販売担当者は回答を避けようとするのが一般的だ。また多くの空気清浄機の包装には、オゾン発生に関する説明や注意書きがない。

これとは対照的に、欧米から輸入された一部の空気清浄機には、目立つ位置に「国際オゾン無発生認証」、「国際安全認証」などが張られていた。販売担当者もまた、これらのシールはパナソニックなどの製品に張られていないと答えた。中国室内環境モニタリング工作委員会の宋広生(ソン・グアンション)秘書長は、「マイナスイオン空気清浄機は運転中にオゾンを発生させ、一定の濃度に達すると人体に危害をもたらす。オゾンは悪臭があり、がんを引き起こす可能性がある」と説明した。

インタビューに応じた業界関係者は、「このほど浄化類の家電市場が急拡大し、技術基準の不備が市場リスクを形成している。消費者もまた、直接的な実感を得ることができない。この現象は空気清浄関連機器の間で特に深刻だ」と語った。中国家電協会の徐東生(シュー・ドンション)副秘書長は、「中国家電協会は来月に空気専門委員会を設立し、関連部門や企業と共同で業界の発展を促進する」と述べた。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/内山)

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