今後6年で10基の気象衛星を打ち上げ予定、観測能力は世界先進水準に―中国

Record China    2013年3月26日(火) 6時8分

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25日、中国気象局の鄭国光局長はこのほど、「中国は今後6年間で10基の気象衛星を打ち上げ、約4万カ所の自動気象観測ステーションを建設する」と述べた。写真は2012年に四川省の西昌衛星発射センターから打ち上げられた気象衛星「風雲2号07」。

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2013年3月25日、人民日報によると、中国気象局の鄭国光(ジョン・グゥオグアン)局長は今月23日に記者のインタビューに応じた際、「中国は今後6年間で10基の気象衛星を打ち上げ、約50基のドップラー気象レーダーを設置し、約4万カ所の自動気象観測ステーションを建設する。2020年に気象観測の空間分解能は約10kmに達し、時間分解能は分レベルに達する。観測密度の向上は気象予報・警報の正確性を高める。気象予報分解能は都市部で2〜3kmに、全国範囲で5〜10kmに達する」と述べた。

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今月23日に53年目の世界気象デーを迎え、世界気象機関は今年のテーマを「人と国土を守るため――世界気象監視計画50年――」とした。

鄭局長は、「気象予報の基礎は気象観測だ。中国の気象観測の現代化水準が近年高まっており、中国の気象観測能力は世界先進水準に達した。7基の気象衛星が軌道上を運行中で、178基の新型ドップラー気象レーダーが天気を密接に観測しており、さらに5万2000カ所の自動気象観測ステーションが全国各地に分布している。そのうち気象衛星と新型気象レーダーは6分毎の観測を、自動気象観測ステーションは1分毎の観測を実現しており、突発的な気象災害の予測・警報能力を大幅に向上させた」と説明した。

気象部門は観測ネットワークの建設の面で大きな成果を手にしたが、より精密な天気予報に必要な観測能力が依然として不足している。鄭局長は、「中国は将来的に地上・空中・宇宙を結びつけた立体的な気象観測を強化する」と語った。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/内山)

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