Record China 2013年3月25日(月) 9時32分
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21日、インド国防問題分析研究所は、中国は海軍の海上交通戦略を宇宙空間にも応用していると発表。写真は昨年7月に打ち上げられた中国のデータ中継衛星「天鍵1号03星」。
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2013年3月21日、インド国防問題分析研究所は、中国は海軍のインド洋戦略「真珠の首飾り戦略」を宇宙空間にも応用している、とする文章を同研究所のウェブサイトに掲載した。23日付で環球時報が伝えた。
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「真珠の首飾り戦略」とは、南シナ海からインド洋を経由しペルシャ湾に至る中国の海事戦略ルート。米国のインド洋覇権に挑戦するものとして位置づけられている。このため、近年中国は軍事のみならず、外交・貿易などの手段を尽くして沿岸国との関係を日に日に深めている。
だが、中国の狙いは海上覇権だけではない。サイバー空間や宇宙空間においても強国となるべく力を注いでいる。特に宇宙空間については一貫して巨額の投資をしており、国際社会でも議論の的となっている。注目に値するのは、中国は宇宙空間を影響力伸展のための手段とみなし、複数地区の国家と接触をしている点だ。これは海軍における「真珠の首飾り戦略」を宇宙空間に応用したものと言える。
長年、中国は宇宙分野でアフリカや南アメリカ諸国を援助してきた。また、アジア諸国に対してもトルコ、イラン、パキスタンなど各国に宇宙事業の援助をしている。中国の目的は宇宙分野の援助を外交のソフトパワーとして使い、各国の政策決定に影響を及ぼすことにある。インド洋沿岸国において宇宙空間に対する需要はますます高まっている。中国はこれを利用し、迅速に関係国の市場を独占し、宇宙空間からもインド洋における優位性を掌握しようとしている。(翻訳・編集/YM)
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