Record China 2019年4月25日(木) 22時0分
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華字メディア・日本新華僑報網の蒋豊編集長は19日、自身の微博アカウントで「日本から医療情報をお届け」というオリジナルのハッシュタグを付けて「冷たい水を出す日本の飲食店は不親切?」と題したコラムを掲載した。資料写真。
華字メディア・日本新華僑報網の蒋豊(ジアン・フォン)編集長は19日、自身の微博(ウェイボー)アカウントで「日本から医療情報をお届け」というオリジナルのハッシュタグを付けて「冷たい水を出す日本の飲食店は不親切?」と題したコラムを掲載した。
蒋氏はまず、多くの訪日中国人観光客が「日本のレストランに行くと、夏でも冬でも冷たい水、ひいては氷水がコップに入れて運ばれてきて、見ていると心まで冷え切ってしまう」との感慨を抱くと説明。「日本の他のサービスは非常に行き届いているのに。中国のレストランでは、氷水を出されることはまずなく、熱いお湯を出すことの方が熱烈な情を表しているようにも思える」とした。
しかし、「今回は違う角度から氷水の良さを考えてみることにしよう」とし、「やけどの恐れがないことに加えて、実は健康という観点から見ると客に熱いお茶を出さないというのは非常に理にかなっている」と指摘した。
蒋氏は、「60度以上のお湯やお茶を1日に700ミリリットル以上摂取する人は食道に扁平上皮ガン(ESCC)が発病する確率が90%まで高まるという研究結果が、先日ある国際的な研究誌により発表された。これは、熱いお茶を飲む習慣があるイラン東北部のある地域の40~75歳の5万人を対象に、10年の時間を費やして調査した結果証明されたもので、2004~17年の間でこれらの対象者のうち317人の食道に扁平上皮ガンが見つかったそうだ」と述べた。
また、「この実験の対象者らはさらに、冷たい飲み物、温かい飲み物、熱い飲み物、非常に熱い飲み物のどれを好んで飲むかに応じて4つのグループに分けられた。調査の結果『非常に熱い』飲み物を好む人は他のグループの人より食道に扁平上皮ガンを発症する可能性が2.41倍も高かったという。これ以外にも、沸かしたお茶を2分以内に飲み始める人は、6分以上冷ましてから飲む人と比べて発症確率が1.51倍高まるということもわかった」と説明した。
同氏は「熱い食べ物や飲み物を摂取することと食道がん発症の関係性を指摘したのは上記の研究が初めてではない」と言及。「熱い飲食物を摂った結果食道の内膜が損傷し、損傷と治癒を繰り返す中でがんが発症しやすくなることについて、16年の段階で国際がん研究機関(IARC)がすでに『65度以上の飲み物は発ガン性物質を誘発する』と定義していた」と指摘した。
また、「実は65度は皮膚にとっても理想的でない温度で、のどの粘膜にとってはなおさら」と主張。65度のお茶やコーヒーを飲むとき、手のひらは熱さを感じるがのどでは感じないことを例に挙げて、「痛みを感じないことと、器官を傷めないことは必ずしもイコールではない」とし、「熱いものを飲むときは先に指で触れてみて、『触れない』温度は『飲めない』温度。飲める温度まで冷ましてから飲もう」と提案した。
これに対し、中国のネットユーザーからは「凍えるような寒さの日に氷水を出されて耐えられる?特に女性」「これだけ多くを語るんなら、氷水の危険についても触れようよ」「冷たい水を飲むと胃の粘膜や血管が収縮し、消化に影響したり、胃腸を刺激したりする。ひどい場合には腸けいれんを引き起こし、腹痛や下痢を起こす」といった反対意見が上がった。
一方で、「私が気にするのは水質。水道管が悪いところは沸かして飲んだ方がいいが、日本に行くならやっぱり超冷たいのを飲む」「熱いのが好きなのは中国人だけ。海外ではみんな冷たい水を飲んでいる」「知り合いの博士の家庭では、1歳の子どもも含めて家族全員が熱いお湯を飲まないそうだ。理由は身体に悪く、免疫力を低下させるから。熱いお湯を飲む良さもあるだろうが、彼がわざと子どもを傷つけるようなことはしないと考えている」といった声も寄せられた。また、「常温が一番いい」という声も少なくなかった。(翻訳・編集/岩谷)
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