「100万ドルの夜景」は光害世界一?規制強化を政府が検討―香港

Record China    2013年3月22日(金) 12時28分

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20日、香港は夜景の美しさが広く知られているが、過剰な照明による公害である「光害」が世界で最も深刻だということが香港大学の行った調査で明らかになった。

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2013年3月20日、香港紙・大公報によると、香港の夜景の美しさは海外にも広く知られているが、過剰な照明による公害である「光害」が世界で最も深刻だということが香港大学の行った調査で明らかになった。中国新聞社が伝えた。

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香港大学物理学部は2010年5月に「香港夜間輝度観測ネットワーク」をスタートさせ、香港各地の光害に関するデータを測定。現在まで集めた世界最大規模の測定データから、香港における夜間輝度が国際天文学連合(IAJ)の定めた国際基準の100〜1000倍に上り、繁華街・尖沙咀(チムサーチョイ)にある「太空館」(スペースミュージアム)に至っては基準の1200倍を超え、光害が極めて深刻なことが明らかになった。

強い光を放つ照明は天体観測に障害を及ぼし、資源の浪費につながるだけでなく、人間や夜行性の生物など自然界の生態系に与える影響も大きく、政府が光害に関する規制を強化する方向で検討を行っていることを、香港環境局の黄錦星(ウォン・カムシン)局長が明らかにしている。(翻訳・編集/岡田)

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