英国企業も脱中国化、生産拠点を自国へ移転=労働コスト上昇などが原因―英メディア

Record China    2013年3月19日(火) 6時44分

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14日、生産コストの上昇や為替レート変動の影響によって、英国企業が生産拠点を中国から自国へと回帰させ始めている。写真は中国のスーパーのインスタント麺売り場。

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2013年3月14日、BBC中国語サイトは、生産コストの上昇や為替レート変動の影響によって、英国企業が生産拠点を中国から自国へと回帰させ始めていると報じた。

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英国食品メーカー・サイミントンはカップラーメン工場を中国・広州から英国へ戻す方針を決定した。同社の責任者は、数年前ならば生産コストは中国の方が30〜35%低かったが、労働コストの上昇や為替レート変動などの要素を考慮すると、現在の生産コストは英国も中国もほぼ同じになるとし、「生産拠点の自国への回帰は企業にとって市場の変化に素早く対応できるメリットがある」と説明した。

アップルなど米国企業に続く生産拠点の中国から自国への回帰は、英国製造業界の広い範囲で拡大している。英国の製造業企業連合会が11年に行った調査によると、英国企業の7分の1が海外から自国への生産拠点移転を考えている。

英国のある地方都市議員は「多くの企業が海外から国内へ戻ってくれば、英国の『再工業化』に有利になる」と期待を示している。(翻訳・編集/HA)

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