ノートルダム大聖堂の火災、最後の見学客は中国人―中国旅行サイト

Record China    2019年4月17日(水) 17時50分

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中国の旅行サイト・携程旅行はパリのノートルダム大聖堂で15日に発生した火災について、その日最後に聖堂を見学したのは中国人旅行客だったことを明らかにした。写真はノートルダム大聖堂。

フランス・パリのノートルダム大聖堂で15日に発生した火災について、中国の旅行サイト・携程旅行網(シートリップ)は、火災発生前に最後に聖堂を見学したのは一組の中国人夫婦だったことを明らかにした。16日付で米華字メディア・多維新聞が報じた。

15日午後(現地時間)、ノートルダム大聖堂では大規模な火災が発生し、煙が空へ立ち上った。火は数時間後にやっと消されたが、聖堂の尖塔は崩れ落ち、有名なバラ窓も大きく損傷した。記事は「幸いだったのは建物の骨組みは崩壊せずに残ったこと、そして芸術品などがほぼ全て運び出されて無事だったこと」とした。

複数のメディアによると、火事による負傷者は出ていない。火災発生当時は、その日の最後の見学客らが列に並んで順番に入場しているところだったが、突然扉が閉まり、聖堂の屋根の先端から煙が出始めたという。

携程旅行のパリ担当者は、「個人ツアーを利用して上海から来たその中年夫婦2人は、火事が発生した午後のうちに無事に聖堂から離れた。彼らは結果的にノートルダム大聖堂の最後の見学客となった」と振り返ったという。夫婦は、ノートルダム大聖堂を今回のフランス旅行の最終目的地にしていたそうだ。2人が聖堂を離れたときはまだ出火していなかったという。(翻訳・編集/岩谷)

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