ブタの死骸大量投棄事件、嘉興市の村役場は「回収は無料で投棄はありえない」と説明―中国メディア

Record China    2013年3月13日(水) 15時16分

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12日、中国・上海市黄浦江の上流で大量のブタの死骸が見つかった事件で、死骸の一部に浙江省嘉興市の目印があったことから投棄元が嘉興市である可能性が疑われている。新民ネットはこのほど、浙江省嘉興市の竹林村に取材し、現地の情況を伝えた。

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2013年3月12日、中国・上海市黄浦江の上流で大量のブタの死骸が見つかった事件で、死骸の一部に浙江省嘉興市の目印があったことから投棄元が嘉興市である可能性が疑われている。新民ネットはこのほど、浙江省嘉興市の竹林村に取材し、現地の情況を伝えた。

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上海市当局は、今月12日午後3時(現地時間)までの時点で、ブタの死骸の回収数は、5916頭に増加したと明らかにした。

一方、嘉興市の竹林村では、ブタの飼育が盛んに行われており、村の至る所で豚の飼料に関する広告を目にすることができる。現在村では900人ほどの村民がブタの飼育で生計を立てている。村では毎年平均5万頭のブタが出荷され、多い時には15万頭に達する。2012年は11万頭のブタが出荷された。その多くは上海市に販売されるという。村役場の職員によれば、国の規定で死亡率が全体の3%を超えると正常ではないと判断されるが、ここ2カ月は毎月数百頭のブタが死んでいるものの、3%には達していないと説明。

ブタの死骸の投棄に関して村民と村役場の職員は皆“ありえない”と話す。というのも、ブタの死骸の投棄は罰則が厳しく、見つかれば1万〜20万元(約15万〜300万円)の罰金がある。さらに村にはブタの死骸を無料で回収する業者や死骸を処理する施設があると役場職員は語っていた。

また村民も、「仮にブタが死ぬと専門の人が引き取りに来る」と一様に話していた。さらに、現地の家畜防疫薬品販売店の店員は、最近現地で大量にブタが死んだという情報はないと説明した。

それでも、村のそばを流れる川には数頭のブタの死骸が浮遊しており、一部の村民は、「死んだブタの回収は無料だが、手間がかかるという理由で川に投棄する人も中にはいる」と語っている。(翻訳・編集/内山)

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