<サッカー>韓国のソン・フンミンと中国の武磊の差は「都市と農村」―中国紙

Record China    2019年4月14日(日) 21時10分

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11日、中国紙・銭江晩報は、サッカー韓国代表のソン・フンミンと中国代表の武磊の差は「都市と農村」だと指摘した。

2019年4月11日、中国紙・銭江晩報は、サッカー韓国代表のソン・フンミンと中国代表の武磊(ウー・レイ)の差は「都市と農村」だと指摘した。

記事は、現在スペイン1部リーグのエスパニョールに所属している武について、「先月、得点を決めてから推定市場価格は250万ユーロ(約3億1500万円)から500万ユーロ(約6億3000万円)に上がった」と紹介。一方のソンについては、「スペインの評価機関によると最新の価格が8500万ユーロ(約107億2000万円)となっており、26歳という年齢を考えると、さらに上がる可能性が高い」と伝えた。

その上で、「武はすでに多くの面で世界レベルに達しており、両者とも非常に優秀だが、違いは一方が『地方レベル』なのに対し、もう一方は『全国レベル』ということ」と論じた。

記事は、「武はここ10年の中国選手の中で、最もオーラと向上心と自制心のある選手」と評価。「だが、中国における武の人気や注目度は、中国サッカーがあまりにみじめなためで、貧乏人がなかなかありつけない餃子を食べるようなもの」と形容した。そして「100万ユーロ以上(約1億2600万円)の日本人選手は66人、韓国人選手は39人いる中で、中国は武と張玉寧(ジャン・ユーネイ)の2人しかおらず、武は十数年ぶりに村から大学生が出たようなものだ」とした。

また、武の500万ユーロとソンの6500万ユーロという推定市場価格の差については、「農村の家と北京二環路内の家のようなもので、農村と都市の違いは一目で明らか」と指摘。かつて英プレミアリーグでプレーした孫継海(スン・ジーハイ)が500万ユーロだったことに触れ、「いずれも中国サッカーという古びた麦わら帽子にある1粒の珠玉のようなものだ」と論じた。

記事は、先日の試合で武が2度の得点チャンスを逃したことに言及し、「今後の可能性はそれほど大きくはない」と指摘。「ソンと比べるとゴール数は遠く及ばないだろう」と予測した。一方で、「ピークを迎える前に外の世界へ出た(海外に移籍した)。中国サッカーとの差を見つけるためという点において、勇気があるといえる」とも論じた。(翻訳・編集/山中)

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