Record China 2013年3月12日(火) 4時34分
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10日、中国新聞社は環境問題を始めとする社会問題について、日本の経験を活かすべきであるとする作家の毛丹青氏のコメントを紹介した。写真は黄砂に見舞われる北京。
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2013年3月10日、中国新聞社は環境問題を始めとする社会問題について、日本の経験を活かすべきであるとする作家の毛丹青(マオ・ダンチン)氏のコメントを紹介した。チャイナ・デイリーが伝えた。
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毛丹青氏は1962年北京生まれ、1985年に北京大学を卒業後、中国社会科学院哲学研究所に入所し、1987年に来日した。
9日、毛丹青氏はNHKの中国語番組「波短情長」の司会者として北京を訪れ、中国のリスナーと交流し、自身の経歴や日本における中国語メディアの変遷について語った。
当日は黄砂が北京を襲っていたが、毛氏は中国の大気汚染について「驚くに値せず、恐れる必要もない。日本の都市の多くはかつて深刻な工業汚染に見舞われていたが、早くから高い関心を集め、現在は適切に対処されている。日本は中国に先駆けて多くの苦しみを味わってきた。中国はその経験を汲み取ってすみやかに対処すべきだ」と述べた。
毛氏は「日本は中国の鏡、日本は現在中国で起こっている社会問題を全て経験してきた。毒入り粉ミルク、大気汚染、立ち退き問題…、日本は少なくとも40年先を行っている」と述べ、日本の社会管理の経験に学び、社会に対する国民の関心を高める必要があるとして、「中国と日本は共に手を携え、素晴らしい未来を切り開くことができる」と語った。
長年にわたり日本のメディアに関わってきた毛丹青氏は、中国新聞社のインタビューを受けて、日本のメディアが本当の中国を報じているかという質問に関して「日本だけでなく、両国のメディアはほとんどが真実を報じることができていない。これが現実であり、答えもない。政治性のない問題については真実に近づくこともあるが、政治問題になってしまうとどちらもショーになっている。これは単純な歴史問題によるものではなく、メディアの商業化の結果だ。私は別の突破口を探しているところで、文化面から両国の直接の交流を増やしていきたいと思っている」と述べた。(翻訳・編集/岡本悠馬)
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