中国3大名著「水滸伝」が稀有な完全映像化=構想10年、総製作費55億円と破格のスケールで―中国

Record China    2013年3月9日(土) 16時51分

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8日、中国の「三国志演義」「西遊記」とともに3大名著のひとつに数えられる「水滸伝」が、中国でついにTVドラマとして完全映像化された。

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2013年3月8日、「三国志演義」「西遊記」とともに中国3大名著のひとつに数えられる「水滸伝」が、中国でついにTVドラマとして完全映像化された。

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舞台は今から1000年前、汚職官吏や不正がはびこる北宋の時代。さまざまな事情で世間からはじき出された男たちが“梁山泊”と呼ばれる自然の要塞に集結し、やがて志を胸に秘めながら、悪徳官吏を打倒し、国を救う歴史ロマンである。

彼ら108人の英傑たちは、“替天行道”(天に替わり道を果たす)の旗の下、私欲の限りを尽くす悪辣な奸臣との戦いを繰り広げる。激動の時代を生き抜く知恵と勇気、そして団結の大切さが凝縮されたこの無頼漢たちのストーリーは、明の時代に創作された。以来、何世紀にもわたって中国、日本、そして世界で愛され続けた傑作活劇の金字塔となっている。

本作は10年もの構想期間を経て、日本円にして55億円もの巨額を投じて完成した。中でも、山東省での撮影では東京ドーム約42個分の敷地を使い、40億円を投じて自然要塞の“梁山泊”を再現したという。それは現在、“水滸伝パーク”というテーマパークになっている。さらに撮影用には、15隻もの宋代の軍用船が建造された。

中国では2011年8〜9月の期間に放送され、国民をテレビに釘付けにしただけでなく、中国の権威あるテレビ賞“国劇盛典”で7部門にノミネートし、ベスト作品賞を獲得。数々のテレビ賞を総なめにし、近年の中国を代表するドラマ作品となった。

作品は日本でもDVDとして発表される。6月5日より、月ごとに順次、DVDがリリースされていく。(編集/ENE)

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