Record China 2019年4月11日(木) 6時30分
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9日、韓国・中央日報は、韓国の経済効率性が低下し、製造業の労働生産性の上昇幅が金融危機以降、落ち込んでいると伝えた。写真はソウル。
2019年4月9日、韓国・中央日報によると、韓国の経済効率性が低下し、製造業の労働生産性の上昇幅が金融危機以降落ち込んでいる。記事は「韓国経済のエンジンである主力産業の技術競争力が急速に落ちている」と指摘している。
韓国銀行の資料によると、韓国の労働生産性上昇率は、金融危機前(2001~07年)は年平均4.2%だったが、金融危機後(11~15年)は2.1%となっている。鈍化幅は2.1ポイントで、経済協力開発機構(OECD)加盟国平均(0.9ポイント)よりかなり大きい。記事はこうした上昇率の落ち込みについて「主導したのは製造業だ」としている。製造業の上昇率は、金融危機前が7.9%、金融危機後が2.2%だという。
韓国銀行調査局のチーム長は「労働生産性の上昇率の落ち込みは、労働生産性が低いという意味ではない」と説明しているというが、記事は「製造業の労働生産性上昇率の鈍化は、韓国経済に対する憂鬱(ゆううつ)な見通しを深めている」「輸出主力産業が集まる高度技術(半導体、ディスプレー、携帯電話)と中度技術(機械、自動車、船舶など)産業を中心に、労働生産性の上昇率の鈍化が著しい」と指摘している。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「ただ『韓国の経済状況は苦しい』ということだ」「全ては大統領と民主労総(全国民主労働組合総連盟)のせい」「ヘル朝鮮(地獄の韓国)だからな。非効率の極致」「みんな、経済が崩壊し国が滅びなければ目を覚まさないのか。文政権はみんなアマチュアだ」など、現政権に対する批判の声が殺到している。
一方で「この記事を読んで現政権を批判している人たちは、記事が引用している統計資料が『11~15年』だということをちゃんと認識すべき」というツッコミや、「『メディアが政権を作ることも交代させることもできる』とは、あながちうそではない。こういう記事が出るんだから。統計の一部分だけを抜粋し、悪意のあるヘッドラインを付けている。労働生産性が落ちるのは労働者のせいじゃなく、景気低迷の影響が大きい。なのに、まるで高賃金の正規雇用労働者のせいで経済状況が悪くなっているかのような印象を与えている」などという意見も寄せられている。(翻訳・編集/麻江)
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