2019年3月29日、韓国・亜洲経済は、「中国経済は永遠に米国を超えられないかもしれない」と指摘する記事を掲載した。米華字メディア・多維新聞が伝えた。

記事は、急成長を遂げる中国経済が近く米国を追い抜くとの見方があることを紹介した上で、「実際は高齢化問題が原因で米国には永遠に追い付けないかもしれない」と説明。米大学の人口学分野の専門家はその理由として中国の高齢者人口の割合が米国の同割合を上回っている点を挙げ、「若者が多ければ多いほど経済活動は活発になり、経済成長率も伸びる。逆に高齢者人口が多いと成長率は下降する」と話しているそうだ。

記事は「中国が過去40年間に行った計画生育政策が深刻な低出産問題を引き起こした。1980年代の中国の年齢中位数は22歳で米国を大きく下回ったが、2014年には38歳に達した。30年には47歳に、50年には56歳に達するとみられている」と述べ、米国は30年に41歳、55年に44歳が予測されていることを指摘した。（翻訳・編集/野谷）