Record China 2013年3月1日(金) 11時5分
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27日、中国で猛威を振るい、人々に恐怖を植え付けた大気汚染。その主因のうちの1つがPM2.5。この度中国当局は、PM2.5の正式な中国語名を決めると公式サイトで明らかにした。写真は28日の北京・天安門広場。
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2013年2月27日、中国で猛威を振るい、人々に恐怖を植え付けた大気汚染。その主因のうちの1つがPM2.5。この度中国当局は、PM2.5の正式な中国語名を決めると公式サイトで明らかにした。新華社通信が伝えた。
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2013年初より北京・天津および周辺地域を濃霧が覆い隠し、交通のみならず人体にも多大な影響を及ぼしている。PM2.5やPM10は濃霧の主因の1つで、とりわけPM2.5は肺に入るほどに微小。さらにPM2.5は大気中の有害な重金属や酸性酸化物、有機汚染物質など化学物質や細菌、ウィルスを吸着することもあり、これを吸い込むと呼吸器系をはじめとした様々な疾患の原因になる。これらの主な発生源は自動車の排気ガス、工場から排出される汚染物質、そして春節中の花火・爆竹などであり、これらは大気中の粒子状物質濃度を上昇させ、濃霧の原因になるという。
PM2.5のPMは微小粒子状物質(Particulate Matter)の頭文字で、粒径が2.5マイクロメートル(1マイクロメートル=0.001ミリメートル)以下のため、PM2.5と呼ばれているが、中国ではメディアや学者の間で使う名称が異なることがあり、27日全国科学技術名詞査定委員会は名称の統一に向け、大気や環境、物理、医学、語言などの専門家を招き検討会を行った。検討会では、PM2.5の名称として、「細顆粒物」や「粒径2.5マイクロメートル及びそれ以下の顆粒物」が適切だと話す専門家がいる一方で、「烟塵」や「細漂塵」の方が大衆は理解しやすく、メディアも使用する際に勝手がよいと主張する専門家もいた。(翻訳・編集/内山)
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