Record China 2019年3月29日(金) 7時20分
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日本の小学校でプログラミングが必修化されるとの報道が、中国のネット上をにぎわせている。写真は中国の小学生。
日本の小学校でプログラミングが必修化されるとの報道が、中国のネット上をにぎわせている。
中国版ツイッター・微博(ウェイボー)のアカウント・新浪科技は28日、「IT人材不足!日本の小学校課程にプログラミングが組み入れられる」と題し、文部科学省が2020年度から使用される小学校の教科書の検定結果を公表し、その中で算数や理科などの教科書にプログラミングが必修として加えられたことを伝えた。目的はプログラミングを行う過程での論理的な思考力を身に付けること。新浪科技は、「IT業界と社会との関係がますます密接になる中、日本はこれを通じて、不足するIT人材の育成を期待している」などと伝えている。
この報道は新浪科技のほか、複数のメディアや個人のアカウントが伝えている。ネットユーザーからは「ちょっと早過ぎなんじゃないか。プレッシャーかけてどうするの」「小学生のうちからはげちゃうよ」といった声がある一方、「プログラミングは確かに実用的」「良いと思う。何でも小さいうちからやらせるのがいい」「英語の勉強に時間を割くより有益かもね」「これは本当に良い。大学の時にプログラミングをやったけど、マスターできなかったから」と肯定的に捉える声が多く寄せられた。
中には、「この方向性は正しい。AIは今後ますます需要が高まる。社会の人材調整が追いつくかどうかが問題。政府部門、学校はみんなこの問題を考えるべき。モデルチェンジのスピードは私たちが考えるよりもずっと速い」と指摘するユーザーもいた。
また、「中国にはソフト開発をしている人がたくさんいて、高い給料をもらっている。日本のIT業界の給料は本当に高くない」という声や、「北京や上海、広東などの小学校のパソコンの授業では、すでにプログラミングが行われている。他の多くの都市ではまだだけどね」という声も。
このほか、「中国にはどんな人材が不足しているかな?」という問いかけには、「中国では基礎研究の分野の人材が全面的に不足している。こういう人材が大事にされていない」「半導体、AI、素材、医療などなど、多くの分野で人材が足りない」という声や、「(中国では)今でもまだ、数十年前に日本を追い出したってことばかり勉強している」「中国に不足しているのは人材じゃなくカネ。カネがなければ生活に困り、大成する気力もなくなる」といった声も寄せられている。(翻訳・編集/北田)
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