2019年3月27日、独放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、中国がまた、カナダ企業からのキャノーラ輸入を停止すると公表した問題を、「中国が再びカナダに圧力」とのタイトルで報じた。

中国海関総署は26日、「有害生物の混入を確認した」として、カナダViterra社および関連企業の登録を取り消し、同社からのキャノーラ輸入を一時停止することを公表した。中国は今月上旬にもカナダ企業からのキャノーラ輸入停止を明らかにしており、Viterra社に対する措置はこれに続くものだ。

キャノーラはカナダが「輸出の主力」とする農産物で、生産するキャノーラの75％を海外に出荷している。中でも中国は最大のバイヤーで、記事は「キャノーラ業界に対する一連の措置はカナダの輸出に大打撃を与える」と予測。記事は、昨年12月にカナダが中国・華為技術（ファーウェイ）の孟晩舟（モン・ワンジョウ）最高財務責任者（CFO）を逮捕したことへの報復の可能性との見方も示した。（翻訳・編集/野谷）