期間5年・費用300億円投じ、国家地震速報システムを建設へ―中国

Record China    2013年2月21日(木) 20時22分

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19日、中国地震局の関係者が明らかにしたところによると、同局の「国家地震震度速報・警報プロジェクト」はすでに国家発展改革委員会によるプロジェクト立案段階に入っているという。写真は今月19日、地震に見舞われた雲南省昭通市巧家県。

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2013年2月19日、中国地震局の関係者が明らかにしたところによると、同局の「国家地震震度速報・警報プロジェクト」はすでに国家発展改革委員会によるプロジェクト立案段階に入っているという。同プロジェクトは、5年間で20億元(約297億円)を投じて全国を網羅する約5000カ所の観測点を建設し、国家地震震度速報・警報システムを構築するというもの。新華社通信が伝えた。

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雲南省昭通市巧家県と四川省凉山イ族自治州寧南県の堺で今月19日、マグニチュード4.9の地震が発生した。メディアの報道によると、成都ハイテク減災研究所と昭通市防震減災局が共同建設した地震速報システムは、この地震の警報を発することに成功したという。

上述の関係者は「地震警報は地震予報ではない。実際に地震が発生した後、大きな揺れが到達する前、つまり深刻な災害が起こる前に警告を発するシステムだ。揺れが到達するまでに数秒ないしは数十秒間の時間があるため、負傷者や死亡者、財産の損失を減らすことができる」と語る。

地震局は科学技術部(科学技術省)の支援を受け、2009年にプロジェクト「地震警報・震度速報システムの研究と応用」を始動した。プロジェクトは順調に進んでおり、今年3月には正式な検収が行われる。関係者は「中国地震局は同プロジェクトを通じ、地震速報システムのキーテクノロジーを掌握した。この技術は将来的に国家地震速報システムにも応用される」と語った。(提供/人民網日本語版・翻訳/SN・編集/内山)

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