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<コラム>激安JF-17戦闘機、AESAレーダー装備で生産へ

洲良はるき    2019年3月21日(木) 16時50分

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J-20ステルス戦闘機のチーフエンジニアである楊偉氏は「JF-17戦闘機は今、ブロック3を生産中だ。JF-17で、さらに強化された情報化作戦能力が現実のものとなるはずだ」と言った。写真はJF-17。

今年3月、中国で国会に相当する両会が開会されていたときに、J-20ステルス戦闘機のチーフエンジニアである楊偉氏がインタビューを受けた。「JF-17戦闘機は今、ブロック3を生産中だ。JF-17で、さらに強化された情報化作戦能力が現実のものとなるはずだ」と楊偉氏は言った。中国のポータルサイト新浪が伝えている。

楊偉氏によると、JF-17ブロック3の開発とバッチ生産は同時におこなわれているという。これは、おそらく装備されるアビオニクスなどの部品(サブシステム)を開発しながら、機体を生産すること意味している。この方式ならアビオニクスなどの開発が終われば、それらを即座に機体に装備して、すぐに引き渡すことができるようになる。

JF-17は中国とパキスタンが共同出資し開発した戦闘機だ。第4世代機に分類され、全天候型、単座、単発の多用途軽戦闘機である。

JF-17については、どれくらいの数が生産されるのかが専門家たちから注目されていた。現在パキスタンの103機の他には、ミャンマーが16機を購入、ナイジェリアが3機を購入した。また、昨年のパキスタン側の報告によると、アゼルバイジャンは24機を購入する見込みで、現在交渉中だという。

第4世代戦闘機としては、価格が非常に安いことがJF-17戦闘機の最大の長所だ。はやい段階から輸出用として、貧しい国向けのニッチ市場が意識され、ある程度の新しい能力を持ちながら、競争力のある価格の戦闘機になるように設計されていた。

JF-17の1機あたりの値段は、ブロック1では1500万ドルだ。ミャンマーはJF-17ブロック2を1機あたり1600万ドルで購入している。楊偉氏によれば、多くの国からJF-17の購入についての話がきているという。

JF-17が就役してのち、パキスタンの度重なる要求により持続的に改良がほどこされてきた。ブロック1では、積載量が増え、データリンクが新しくなりZDK-03早期警戒機との連携が強化され、また空中給油能力も試されている。ブロック2では、電子戦能力が強化された。パキスタン側の説明では、ブロック3では、AESAレーダー、新しい電子戦システム、3軸(ロール、ピッチ、ヨー)のフライ・バイ・ワイヤー・システム、ヘッドマウントディスプレイが備えられるという。

伝えられるところによると、JF-17の機体の製造は、58パーセントがパキスタン航空コンプレックス、42パーセントが中国の成都飛機工業公司によって製造されるという。新型のAESAレーダーについては、すでに中国の南京電子技術研究所が開発している。

今年2月に、カシミール地方でインドとパキスタンの空中戦がおこっている。パキスタン側の主張によれば、2019年2月27日に、パキスタンのJ-17がインドのMiG-21とSu-30戦闘機を撃墜したとしている。一方でインドは、パキスタンが全交戦でF-16戦闘機を使用したと主張している。インド側によると、MiG-21を失ったがパキスタンのF-16を撃墜したという。インドは、早期警戒機がF-16戦闘機の特徴をもつ電子的な信号を記録したとし、さらにF-16が発射したとする空対空ミサイルAMRAAMの残骸を証拠として提示している。JF-17戦闘機はAMRAAMを使用できないと考えられている。またインドはSu-30が撃墜されたことを否定している。インドは、パキスタンがF-16を使用したとするなら、アメリカがパキスタンにF-16売却したときの条件に違反する可能性があると主張している。

JF-17戦闘機は、パキスタン空軍からは良好な評価を得ている。今のところ、パキスタン空軍は最大で50機のJF-17ブロック3を調達する意向だ。

■筆者プロフィール:洲良はるき

大阪在住のアマチュア軍事研究家。翻訳家やライターとして活動する一方で、ブログやツイッターで英語・中国語の軍事関係の報道や論文・レポートなどの紹介と解説をしている。月刊『軍事研究』に最新型ステルス爆撃機「B-21レイダー」の記事を投稿。これまで主に取り扱ってきたのは最新軍用航空機関連。

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