中国のAI発展、世界の先頭集団に

人民網日本語版    2019年3月13日(水) 19時20分

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今年の中国政府活動報告は、ビッグデータや人工知能(AI)などの研究開発と応用を掘り下げ、次世代情報技術、先端設備、バイオ医薬、新エネ車、新材料などの新興産業クラスターを育成し、デジタル経済を強化すると提起した。

今年の中国政府活動報告は、ビッグデータや人工知能(AI)などの研究開発と応用を掘り下げ、次世代情報技術、先端設備、バイオ医薬、新エネ車、新材料などの新興産業クラスターを育成し、デジタル経済を強化すると提起した。AIは2017年の政府活動報告に初登場してから3年連続で報告に書き込まれており、AI発展に対する中国政府の重視が十分に示されている。人民日報が伝えた。

AIの中国における力強い発展は、世界から注目されている。「中国AI発展報告書2018」によると、2017年の中国AI市場規模は前年比67%増の237億4000万元(1元は約16.6円)に達した。同報告書はまた、中国の現在のAI企業数は世界2位であり、AI投融資規模が世界最大の国になっていると指摘している。世界と比較すると、中国のAI発展はすでに世界の先頭集団に入っている。

AIは近年、テクノロジー分野や商業応用のみに留まらず、多くのAI製品が人々の日常生活に進出し、衣食住と移動を便利にしている。

河北省の雄安新区では、初の「無人スーパー」が正式にオープンした。利用客は顔認証で店内に入ると、電子チップが内蔵されている商品タグにより自動的に認識・決済できる。顔認証やモーションキャプチャーなどの技術により、スーパーは「店員ゼロ」をほぼ実現し、利用客の決済にかかる時間を大幅に短縮した。

北京国際図書城の、敷地面積30平方メートルの「新華生活+24時間無人スマート書店」は、北京市初の24時間無人のスマート書店だ。利用客が顔認証で店内に入り商品を選び、さらにロボットによる決済を受け、店を出るまで自動化されている。

上海市松江区では、世界初の自動運転清掃車が登場した。一般的な清掃車と変わらないように見えるが、毎朝未明になるとこれらの車両は自動的に目を覚まし、駐車場からゆっくり出発し清掃を行う。フロント部分と車体に多くのセンサーが取り付けられているため、走行中に自分が置かれている位置を感知し、信号を認識し、障害物や歩行者を自動的に回避する。

先ほど開催された第13期全人代第2回会議の記者会見において、大会報道官の張業遂氏は、「中国はAI技術の発展と応用の促進に取り組む一方で、事前の予防と規制を強化することで安全を管理する必要がある。デジタル安全法、個人情報保護法、科学技術進歩法の改正など、AIと関連する立法プロジェクトを立法計画に入れる。それと同時にAI関連の立法を緊急研究プロジェクトに組み入れ、AIの革新と発展に力強い法治的保障を提供するよう努力していく」と指摘した。(編集YF)

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