2019年3月11日、売春をあっせんした疑いで立件された韓国のアイドルグループ「BIGBANG」のV．I（スンリ）容疑者が芸能界引退を電撃表明した。これに日本と韓国のファンは対照的な反応を見せている。

V．Iは同日、自身のSNSで「私はこの時点で芸能界を引退した方がいいと思う」と引退を発表。理由について「この1カ月半、国民から叱咤（しった）され、憎まれ、国内の全ての捜査機関に捜査されている状況で、国民の逆賊にまで追い込まれているのに、自分だけが生き残るために周りの人たちに被害を及ぼすことは自分自身が到底受け入れられない」と説明。さらに「約10年にわたって応援してくれた国内外のファンの皆さまに心から感謝している。YG（所属事務所）とBIGBANGの名誉のためにも私はここまでのようだ」とつづった。

この突然の発表に対し、韓国のファンの多くが「引退ではなく追放だ」と非難している。引退発表文の内容についても「被害者ぶっている」「未練がましい」「最後までねちねちしている。自分の罪の重さをまだ把握していないようだ」と厳しい声が上がっており、「引退しても徹底的に捜査しなければならない」と訴える声も続出している。

一方、日本のファンからは「BIGBANGは5人でBIGBANG」「辞めないで。待っているよ」と悲しむ声が目立ち、「まだ罪が確定していないのにたたくのは違う」と指摘する声や「ご飯はちゃんと食べているかな？」と心配する声も上がっている。（堂本）