交通事故多発国の汚名返上へ、事故車を道路に掲げて「命を大切に」

Record China    2007年4月1日(日) 0時14分

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世界有数の交通事故多発国である中国に、交通事故で壊れた車を使った交通安全呼びかけの看板が出現した。

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青蔵道路の西寧市〜ゴルムド(格爾木)市間で、あるものがドライバーの目を引いている。2007年3月30日にレコードチャイナのカメラマンは実際にそれを目にした。

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それは、交通事故に遭った車が高く吊り上げられている光景だ。車の下に掲げられた看板には、「交通ルールを守れ、命を大切に」と書かれている。地元の運転手は、「交通安全を呼びかけるためにこれを設置した。壊れた車は道行くドライバーへの警告となるだろう」と話している。

2005年の統計によると、中国の自動車保有台数は世界のわずか1.9%だが、交通事故による死亡者数はすでに世界の15%を占めており、世界有数の交通事故の多発生国となっている。最近では中国の自動車産業も盛んで、販売量でもアメリカに続く世界第2位となっている。こうした状況から、中国での交通事故による死亡者の数はさらに増えると予想されている。壊れた車による警告が、果たして人々へのショック療法となるかどうか。(編集・佐々木康弘)

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