SNSに書き込んだだけで国家政権転覆扇動罪容疑に=ネットの批判高まり釈放―中国

Record China    2013年2月12日(火) 11時38分

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11日、BBC中国語版サイトは記事「習近平ファンのマイクロブログ批判で拘束された四川省ネットユーザー、すでに釈放される」を掲載した。写真は学習ファン団アカウントの管理者・張鴻鳴さん。

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2013年2月11日、BBC中国語版サイトは記事「習近平ファンのマイクロブログ批判で拘束された四川省ネットユーザー、すでに釈放される」を掲載した。

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習近平(シー・ジンピン)総書記就任以来、注目を集めているのがマイクロブログアカウント「学習ファン団」。習総書記の視察状況をリアルタイムで流したり、新聞を読む習総書記の近影を掲載し話題となっている。その情報の速さは官制メディアのマイクロブログが「我々より早い」と驚くほど。

中国共産党が用意した官制アカウントとみられていたが、先日、アカウント管理者の張鴻明(ジャン・ホンミン)さんがAP通信の取材に答え、四川省の労働者であり、ネットで集めた情報を流しただけ。自分は一介のファンに過ぎないと発言した。しかし一般市民が果たしてあれだけの情報を流せたのか、疑問視する声もある。

ネットユーザー・程愛華(チェン・アイホア、ハンドルネームは佩利、程婉雲)さんは5日、学習ファン団のつぶやきに「スナイパーがそこにいれば、奴をやれるな」と書き込んだ。6日、所在地の四川省南充市の国家安全保衛支隊が程さんを召喚し、翌日、国家政権扇動転覆罪容疑で刑事拘留した。

程さんは活動家などの懲役囚やその家族を支援する活動家として知られており、中国のネットでは単なるつぶやきで逮捕されたことへの反発が広がった。その声に配慮したのか、当局は刑事拘留を5日間の行政拘留に切り替え、11日に程さんは釈放されたという。(翻訳・編集/KT)

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