「韓国世論は衝動的」「常識を逸脱」=大気汚染問題で中国紙が社説

Record China    2019年3月8日(金) 16時0分

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7日、環球時報は、韓国の世論から、同国内の大気汚染の原因を中国によるものとする声が高まっていることについて、これを批判する社説を掲載した。資料写真。

2019年3月7日、環球時報は、韓国の世論から、同国内の大気汚染の原因を中国によるものとする声が高まっていることについて、これを批判する社説を掲載した。以下はその概要。

近頃、韓国ではスモッグが繰り返し出現しており、市民から不満が噴出している。そして、韓国世論は再び批判の矛先を中国に向け、ソウルなどにスモッグをもたらした責任を負うべきだと主張している。

韓国世論の大きな特徴は、物事に対して衝動的になり、集団的な激高や悲壮感が起こりやすいことだ。韓国における民族主義の役割は、東アジアの他国に比べて一層活発なのである。

ソウルなどで発生しているスモッグが中国と全く関係ないとは言えない。しかし、韓国メディアが言うような50%以上、75%以上が中国からという話は、常識の域を逸脱している。だいいち、中国北部のスモッグはここ数年改善傾向にある。それなのにどうして韓国のスモッグはますます深刻化しているのか。まさか、北京のスモッグをみんなビニール袋に詰め込んで、ソウルの上空にバラまいているとでも言うつもりなのか。

韓国世論が事あるごとに中国を批判する背景には、両国の民間における友好的なムードが不足していることがある。スモッグ問題で中国に罵声を浴びせることが、政治的リスクを払うことなく注目を集め、存在感を得ることができる状況なのだ。

われわれは、韓国世論が実際に基づき冷静になることを望む。韓国の学者や研究機関にはもっと科学をリスペクトして、スモッグに関わる見解には慎重になってもらいたい。そして、スモッグ問題で完全に投機的な態度を示す無責任な一部の韓国の政治家は、けん責を受けなければならない。(翻訳・編集/川尻

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