東アジアが迎えた転換期=中国の粗暴な外交と封じ込め政策の是非―日本英字紙

Record China    2013年2月11日(月) 7時50分

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7日、日本英字紙ジャパンタイムズ電子版は記事「中国を敵に変える」を掲載した。中国が領土問題で粗暴な振る舞いを見せるようになった背景を分析している。写真は北京市天安門の獅子の石像。

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2013年2月7日、日本英字紙ジャパンタイムズ電子版は記事「中国を敵に変える」を掲載した。8日、環球時報が伝えた。

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現在の東アジアの情勢と、「火薬庫」と称された100年前のバルカン半島とを比較して論評する国際メディアが増えている。今や中国は東アジア最大の政治・経済強国となり、世界政治の新たな中心となった。しかしここ3年間、中国は複数の隣国に脅しを繰り返し、その粗暴な行為は過去30年間で築き上げてきたものを無に帰している。

この中国の問題を考える上でいくつか押さえておくことがある。まず中国はこれまで世界的な大国となった経験はないということ。中国は大陸国家であり、海洋に向かうというのは新たな展開だ。米国がかつてのような主導的な地位を担えなくなっているという変化もある。また中国にとっては経済的な得失以上に国家の地位のほうが重要だということも知っておくべきだろう。

今の東アジア情勢は上述したような転換期の只中にある。このような状況で中国の期待が阻まれるような事態があれば戦争が起きかねないが、中国に対する融和政策もまた衝突につながるリスクがある。

ただ中国に対する封じ込め政策は中国の敵意を刺激する可能性があることは踏まえて置くべきだろう。マルコム・フレーザー元オーストラリア首相は、米国のアジアへの帰還戦略は中国を敵に変える可能性があると懸念していた。(翻訳・編集/KT)

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