<尖閣問題>東アジアは21世紀のバルカンか?第1次世界大戦の歴史を教訓にせよ―前豪首相

Record China    2013年2月4日(月) 7時30分

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1月30日、米誌フォーリンポリシーは元オーストラリア首相のケビン・ラッド氏の記事「21世紀の海のバルカンか?」を掲載した。写真は中国人民解放軍艦隊掃海艇部隊の演習。

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2013年1月30日、米誌フォーリンポリシーは元オーストラリア首相のケビン・ラッド氏の記事「21世紀の海のバルカンか?」を掲載した。

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東シナ海と南シナ海にまつわる領土問題は緊張状態にあり、東アジア地域はかつてのバルカン半島のような、21世紀の“海上火薬庫”の様相を呈している。日中関係が1972年の国交正常化以来最悪となったほか、中国とベトナム、フィリピンの関係も悪化。東南アジア諸国連合(ASEAN)など重要な地域の機関も、意見を統一できずにいる。

まさに100年前のバルカン半島同様、東アジアの戦略環境はきわめて複雑だ。少なくとも6つの国が中国と領土問題を抱えており、そのうち3カ国が米国との戦略的パートナーの関係にある。東シナ海の尖閣諸島は無人の島だが、南シナ海の島々は各国が守備隊を常駐させていることも事態を複雑なものとしている。

この複雑な情勢をいかに解決するべきか。第1次世界大戦へとつながった、100年前の欧州の歴史は参照するべき価値があるのではないか。(翻訳・編集/KT)

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