<サッカー>Jクラブのユニフォームに見る日本サッカーの脱亜入欧―中国メディア

Record China    2019年2月28日(木) 20時50分

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中国のスポーツメディア・騰訊体育は25日、Jリーグ1部の北海道コンサドーレ札幌のユニフォームから「白い恋人」の文字が消えたことを伝えた。写真は空港で販売される「白い恋人」。

中国のスポーツメディア・騰訊体育は25日、Jリーグ1部の北海道コンサドーレ札幌のユニフォームから「白い恋人」の文字が消えたことを伝えた。

今シーズンからコンサドーレ札幌のユニフォームの胸部分に入るロゴが、「白い恋人」のブランド名から製造会社の石屋製菓の名前「ISHIYA」に変わった。「白い恋人」は中国人観光客にも大人気の商品で認知度も高い。記事は、「スポンサーが変わっていないにもかかわらずロゴが変わったのは、『脱亜入欧』という日本のサッカー文化を反映している」と指摘した。

その上で、日本の報道を基に、同社の石水創社長が「試しに『ISHIYA』のロゴで作ったユニフォームが思いのほか好評だった」「『白い恋人』はローカル感があり、普段着るのにはちょっと恥ずかしいという人もいる」と語ったことを紹介。記事は「確かに、脱亜入欧を崇拝する日本人にとって、漢字とひらがなを組み合わせたロゴは、いささかハイエンドさに欠ける。一方、アルファベットのロゴは単純明快で国際色が十分。企業として、マーケティングをにらんで顧客の文化特性や心理的な需要を考慮するのは自然なことだ」と評した。

また、石水社長が「『白い恋人』だと中華圏の人には分かるが、東南アジアや欧米の人には分からない。アルファベット表記にすれば、世界中の人が読むことができる」と語ったことを紹介し、「近年、Jリーグは東南アジア諸国とパートナーシップ関係を結び、提携国の選手は外国人枠に含めないなど、市場開拓に力を入れている」と背景を説明した。

さらに、「白い恋人」の日本国内での認知度が98%である一方、「石屋製菓」の認知度は30%にとどまっていることを挙げ、「(認知度98%という)歴史的な使命を達成したからには、さらにバージョンアップを図るのが王道」と肯定的に評価。そして、「同様の例は中国スーパーリーグにもある」とし、広州恒大の新シーズンのユニフォームのロゴが「恒大集団」から「恒大冰泉」という単一のブランド名に変更される見通しであることを伝えた。

記事は、「コンサドーレ札幌のケースと形は違えど(すでに認知されたものよりも認知してほしいものを記すという)意味は同じ。恒大グループが世界に目を向けた時、胸のロゴは漢字からアルファベットに変わるだろう」と論じた。(翻訳・編集/北田

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