北京警察、不動産面積約1万平方を持つ「房姐」の資産を差し押さえ―中国

Record China    2013年2月3日(日) 1時29分

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1日、北京警察はこのほど、不法に不動産面積約1万平方を取得した女性の資産を差し押さえた。

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2013年2月1日、人民日報によると、北京市公安局は1月30日、特別捜査チームの調査が進み、陝西省神木県農村商業銀行の●愛愛(ゴン・アイアイ、●は龍の下に共)元副頭取が北京に不動産41軒(総占有面積9666.6平米)とアウディ1台を所有していることが判明したと発表した。北京警察は法に依り、●愛愛が不法に取得した北京の戸籍と身分証明証を使って購入した不動産10軒とアウディを差し押さえた。

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北京警察がこれまでに差し押さえた●愛愛名義の不動産は計1945.02平方メートル。内訳は、オフィス用物件が1562.19平米、店舗用物件が166.36平米、駐車場が80.14平方米、住宅が136.33平米。

北京に20軒以上の不動産(資産価値約10億元=約150億円)を所有している●愛愛は、実は「●仙霞(ゴン・シエンシア)」なる名前で別の身分証明証を持っていた。

○「房姐」とは

●愛愛・元副頭取には「房姐」というあだ名がついた。

中国でかつて個人名義で不動産を多数所有していたことが暴露された人はいずれも政府関係者や公務員で、それぞれ「房叔」「房妹」などと呼ばれている(注:房は中国語で家の意味)。今回の「房姐」も同じ部類に入り、この呼び方からも、一般庶民が事件に対して抱く特別な感情が読み取れる。

世間に暴露された他の「房○○」と同様、「房姐」もニュースが報じられると数時間のうちに各メディアやネットユーザーの間に広まり、非難の対象となった。

○事件の経過

北京青年報は今年1月17日、陝西省神木県農村商業銀行の●愛愛・元副頭取が北京に20軒以上の不動産(資産価値約10億元)を所有し、さらには4つの戸籍を持っており、その1つは「110」で始まる北京戸籍であると報じた。

北京警察が1月30日に明らかにしたところでは、●愛愛が北京戸籍を違法に取得することに関わった容疑者4人を突き止め、1月25日と26日に4人を公文書偽造罪の疑いで刑事拘留、うち1人は房山支局石楼派出所の元人民警察官だったという。

新京報の報道によると、●愛愛が行方をくらませてから、1月31日ですでに14日が経った。1月17日に西安中国新聞社の記者取材に応じたのを最後に、公衆の前から姿を消した。陝西省神木県の現地住民の間では、偽造身分証を使って出国し、海外に逃亡したと噂されている。しかし、某メディアが出入国検査部門に確認したところ、「●愛愛」あるいは「●仙霞」の名前は記録に見当たらず、新たな関連情報も得られていない。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/TF)

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