中国の格差社会は改善傾向と政府発表、「実感と違いすぎる」と批判の声―中国

Record China    2013年1月19日(土) 18時8分

拡大

18日、中国国家統計局は記者会見を開いた。席上、格差を示すジニ係数が2012年は0.474と発表された。2000年以来の発表となる。写真は16日、広東省深セン市で旧正月に帰省する出稼ぎ農民向けに建設現場まで切符を届けるサービスが始まった。

(1 / 8 枚)

2013年1月18日、中国国家統計局は記者会見を開いた。席上、格差を示すジニ係数が2012年は0.474と発表された。2000年以来の発表となる。中国新聞網が伝えた。

その他の写真

格差社会化が深刻化している中国。格差を示すジニ係数は2000年以来発表されておらず、政府が現実を隠していると批判されていた。国家統計局は昨年11月から40万人を対象に調査を実施。ジニ係数を2003年にまでさかのぼって算出している。

算出されたジニ係数は以下のとおり。2003年0.479、2004年0.473、2005年0.485、2006年0.487、2007年0.484、2008年0.491、2009年0.490、2010年0.481、2011年0.477、2012年0.474。

2008年がピークでそれ以来、格差は改善されていると説明されたが、実感とは合わないと反発する声も少なくない。ある研究機関は0.6を超えると試算しており、その乖離も話題となった。また、以前のジニ係数は都市と農村で別々に算出されていたが、今回初めて統合した数値が発表された。(翻訳・編集/KT)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携