韓国のラーメン、激辛ブームで輸出が絶好調!今年は日本市場攻略へ

Record China    2019年2月9日(土) 1時10分

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6日、韓国・ニュース1は、昨年の輸出額が4億ドルを突破するなど、韓国のラーメンが世界で人気を博していると報じた。写真はラーメン売り場。

2019年2月6日、韓国・ニュース1は、昨年の輸出額が4億ドルを突破するなど、韓国のラーメンが世界で人気を博していると報じた。

記事は韓国貿易統計振興院の統計を紹介している。それによると、昨年のラーメンの輸出額は4億1300万ドル(約453億円)を記録し、昨年の3億8100万ドルに比べて8.4%増加したという。2017年に1億ドルを突破するなど圧倒的1位だった中国への輸出額は9300万ドルで9.6%減少したが、一方で米国と日本への輸出額はそれぞれ22.6%増の5035万ドル、24.6%増の3168万ドルだったという。この他にも、マレーシア、インドネシア、香港への輸出額が10~20%台の伸び率を記録するなど、アジア地域における人気が続いており、欧州市場の成長も目立つという。

業界では、ラーメン輸出が好調だった理由として「辛いラーメン人気」を挙げているという。中でも全体の輸出額のうち80%後半を占める三養(サムヤン)食品は激辛麺シリーズで人気を博しており、昨年1~9月の輸出実績は1550億ウォン(約151億6000万円)で、2017年に記録した2050億ウォンを難なく達成するとみられている。また、三養食品は今年初めには日本に現地法人の「三養ジャパン(SAMYANG JAPAN)」を設立。日本国内の激辛麺の需要増加に伴い、本格的な市場攻略に乗り出す予定という。

辛ラーメン」の農心(ノンシム)も、国内外での売上実績7200億ウォンのうち3000億ウォン以上が海外と推算されるなど、過去最高の海外売り上げを記録している。現地生産の中米を除いた最大輸出国である日本の予想輸出額は5900万ドルで、2017年の4700万ドルに比べて25.5%増加しており、記事では「嫌韓ムードや外交紛争など政治的な悪影響にもかかわらず、高い成長ぶりをみせた」と伝えている。

業界関係者は「韓流ブームとSNSやYouTubeなどの影響で、一部ラーメンのブランド認知度が高い」とし、「刺激的で中毒性のある辛さにさまざまな変化を加えた製品が続々と発売され、流通チャンネルも広がりつつあり、成長の可能性が高い」と説明しているという。

これを受け、韓国のネット上では「韓国のラーメン最高。外国のラーメンはまずい」というコメントをはじめ、三養食品や農心以外のラーメンの魅力を語るコメントも多く寄せられている。今後の対策として「広告塔に(サッカーベトナム代表の)パク・ハンソ監督や芸能人を起用して、みんなで力を合わせて輸出を伸ばしていこう」と提案するユーザーも。

ただし「米国じゃ韓国より韓国のラーメンが安く売られてるから、よく食べてる」との意見や、「輸出は過去最高、車両販売も最高、GDP3万3000ドル。それなのに韓国経済は不況」との指摘も見られた。(翻訳・編集/松村)

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