Record China 2019年1月30日(水) 12時10分
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29日、観察者網によると、復旦大学の教授が「日本人のモラルが中国より高いのは、日本が中国から圧搾して資金を得て発展したからだ」との持論を展開した。資料写真。
2019年1月29日、観察者網によると、復旦大学の教授が「日本人のモラルが中国より高いのは、日本が中国から圧搾して資金を得て発展したからだ」との持論を展開した。
記事は、28日夜に中国のテレビ局・東方衛星テレビで放送された番組内で、復旦大学中国研究院の張維為(ジャン・ウェイウェイ)院長が語った内容を紹介。張院長はまず「ある若者が『中国は物質的には大きな成果を生んだが、市民のモラルがまだ高くない、特に日本と比べて低い』と言ってきた。しかし私は、日本の近代化における最初の蓄積、そのための資金をどうやって手に入れたかを忘れてはいけないと思う」とした。
そして、「19世紀後半に明治維新に成功した日本は列強の仲間入りをして中国と日清戦争を起こし、中国を負かして当時の中国政府の財政収入3年分に当たる巨額の賠償金を得た」と説明。「日本はこの賠償金を用いてさらなる発展を遂げ、1900年には基本的に文盲がいなくなったのだ」と解説した。
その上で、「現在世界一の経済大国である米国が3年分の財政収入を中国に与えて中国を発展させ、市民の民度を改善させてくれたなら、100年後にはきっと世界で最高のモラルを持つ市民になっていることだろう。もちろんこれは仮説だが、そういうことなのだ」と説明している。
張氏は「日本は近代化の原始段階、さらにはその後の発展過程において、中国人からどれほどの血と汗、資金、資源を搾取し、どれほどの中国人の命を傷つけてきたことか。それは筆舌に尽くしがたいものがある。一方、外敵の侵略を受け、資金が外部に流れ出した中国は衰退の道を進んだ。1900年に8カ国連合軍が攻めてきた時には、さらに巨額の賠償金の支払いを迫られた。これにより、中国は真の『東亜の病夫』になってしまったのだ」と主張した。(翻訳・編集/川尻)
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