「中国の空気はひどい」韓国人歌手の炎上騒動、専門家はどう見る?―中国紙

Record China    2019年1月28日(月) 16時40分

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28日、中国紙・環球時報(電子版)は、韓国の男性歌手ファン・チヨルが「中国の空気はひどい」などと発言し、中国のネットユーザーから批判を浴びて謝罪した問題について、中国の専門家の見方を伝えた。写真はファン・チヨル。

2019年1月28日、中国紙・環球時報(電子版)は、韓国の男性歌手ファン・チヨルが「中国の空気はひどい」などと発言し、中国のネットユーザーから批判を浴びて謝罪した問題について、中国の専門家の見方を伝えた。

報道によると、ファン・チヨルは今月23日に放送された韓国のテレビ番組で、自身より先に中国を訪れた歌手から「中国の空気は本当にひどい。恐らくなじめないだろう」と言われたことがあると話し、実際に中国に行った時の印象として、「長沙空港(湖南省)に到着した時、前の方が見えなかった。だから『空気は本当にひどいんだ』『水の味も何だか違った』と思ったが、自分には全く関係なかった」などとコメントした。

これについて、中国のネット上で「中国のテレビ番組でブレークして有名になったのに、中国を侮辱した」「中国にもう来ないで」などと怒りの声が上がったことを受け、ファン・チヨルは25日、中国版ツイッターウェイボー(微博)を通じ、中国語と韓国語で「私の発言で不快な思いを抱かれた方にお詫びします」などと謝罪した。

環球時報はまず、この騒動について、北京大学の張頤武(ジャン・イーウー)教授が同紙の取材に対して、「中国を意図的に嘲笑したり侮辱したりする行為は決して許されるものではなく、とても大きな不満を招く。ファン・チヨルにそのような意図があったかどうかは観察すべきだ。だが今のところ『中国侮辱』というレベルまで引き上げる必要はない。もしそのような意図があったのなら当然『批判に理あり』だ。こうした文化をまたいだ愚痴や批判は物議を醸しやすい。タレントはもっと慎重になるべきだ」との見方を示していることを伝えた。

その上で、「中国のネットユーザーによるファン・チヨル批判の背景には、近年、外国人タレントが中国に金もうけに来たり、中国を批判したりしていることに対する不満がある」とし、韓国の女優チャン・ナラが以前、韓国のテレビ番組で「映画の資金繰りに苦労する父親のため、また家族の生活を支えるため、中国へ行ってイベントを行う」などと発言して中国で反感を呼び、上海で謝罪会見を開いたことを紹介。中国の映像プロデューサー、譚飛(タン・フェイ)氏の話として「(スターが)中国で金もうけしていようがいまいが、発言に問題があれば批判すべきであり、発言が正しければ批判すべきではない」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)

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