北京で建築中の「望京SOHO」パクった建物、重慶市で本物よりも早期完成の見込み―独メディア

Record China    2013年1月7日(月) 8時40分

拡大

4日、世界的に有名な建築家が設計し、北京市で現在建築中の「望京SOHO」そっくりの建物が重慶市でも建築中であり、北京市の本物よりも早期に完成する見込みだという。写真は2011年建設中の「望京SOHO」。

(1 / 2 枚)

2013年1月4日、独紙のフランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥングによると、北京市で現在建築中の「望京SOHO」にそっくりの建物が重慶市でも造られており、しかも北京市の本物よりも早期に完成する見込みだという。

その他の写真

中国の「パクリ文化」は今や世界的に有名だが、今回の被害者は建築家のザハ・ハディッド氏。イラクのバグダッド出身で英国在住の女性建築家で、04年に女性初のプリツカー賞を受賞している。中国でも彼女の人気は高く、これまでにも10数件の大型建築物の設計を手がけている。彼女が設計した「望京SOHO」はランドマークとなるオフィスビル群だが、重慶市のデベロッパーが建設を進めている「美全22世紀」はビルの外観、向き、大きさ、間隔などが酷似。

独紙は「偶然なのか、故意なのか?インスピレーションによるものか、悪意ある盗作か?中国メディアによると、重慶側は『長江の岸辺の石を見てアイデアが浮かんだ』と主張している。しかもハディッド氏のビルは14年に完成予定だが、コピー版はそれよりも早く完成する見込みだ」と皮肉たっぷりに伝えている。

重慶市のデベロッパーが「望京SOHO」のデータや設計図をどのような経緯で手に入れたのかは今のところ謎だが、北京側は「どんなに凄い模倣家でも、詳しいデータが記載された内部情報がなければ、外観しかコピーできないはず」と主張している。(翻訳・編集/本郷)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携