2013年1月3日、シンガポール華字紙・聯合早報によると、2012年の1年間に韓国に入った北朝鮮脱出住民（脱北者）は前年より4割以上減の1508人にとどまった。

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韓国統一省の統計によると、2011年の脱北者数は2706人。2012年の1508人は前年比44．3％のマイナスとなった。2006年から2011年までの年間脱北者数は約2000人を維持していた。ただし、2009年は2929人で、3000人に迫る勢いを見せていた。

脱北者数が昨年激減した主な理由について韓国政府当局者は、北朝鮮国内や中朝国境、中国国内での脱北者の取り締まりが大幅に強化されたことが背景にあると分析している。昨年、北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）第1書記は、脱北者を発見した場合、その場で銃殺することを認め、残された家族も処罰するよう各機関に指示したという。韓国政府当局者は、脱北者の数は今後しばらくの間は大幅に増加することはないとの見方を示している。これまでに韓国入りした脱北者の累計は2万4613人となっている。（翻訳・編集/本郷）