環球網 2019年1月16日(水) 22時50分
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3日、中国の月探査機「嫦娥4号」が月の裏側での軟着陸に成功した。中国の科学者らは、「今後100日以内にジャガイモを栽培したり、蚕を育てたりしたい」としている。
2019年1月3日、中国の月探査機「嫦娥4号」が月の裏側での軟着陸に成功した。中国の科学者らは、「今後100日以内にジャガイモを栽培したり、蚕を育てたりしたい」としている。
放射線監測と鉱物実験を行うほかに、嫦娥4号は実験用としてジャガイモの種、蚕の卵、シロイヌナズナの種などを持ち込んだ。カンランやカラシナ関係の植物は異なる環境での植物の状態を観察する際、生物学者らによく利用されるという。
研究スタッフらはジャガイモとシロイヌナズナの種が100日以内に月で芽生えることを望んでいる。この過程はカメラで撮影され、地球に送られる。また、蚕の卵が最終的に蚕に成長できると科学者らは予想している。
しかし、月面は昼夜の温度差が大きいため、それらを育てることは容易ではない。
種と卵は、重さ約3キログラム、高さ18センチ、直径約16センチ、容量0.8リットルの特殊アルミニウム合金材料でできた円柱型の缶に保存されている。これは「月面微型生物圏」であり、中国宇宙生物研究の一部分でもある。種のほかに、水や栄養液、空気、小型カメラ、データ伝送システムなどもこの円柱型の缶に備えられている。
月での植物実験を担う「月面微型生物圏」のデザイナーである中国の科学者、謝庚欣教授によると、このプロジェクトの成功は中国の宇宙探測分野における顕著な進歩を示すだけでなく、人類が将来、地球以外の天体でどうやって生きるかという課題を研究する上でも重要な意義を持っているという。(提供/環球網・編集/黄テイ)
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